2006年のアロマセラピー学会の発表から、アロマセラピーに関する研究について
ご紹介します。ホリスティックリサーチ
乳がん術後術側上肢に対するアロママッサージの効果
ー心的癒し効果と唾液αアミラーゼの変動についてー
梅田久美子・樫木良友(朝日大学歯学部付属村上記念病院乳腺外来)
アロマセラピーにおける心的癒し効果の判定には、従来よりフェイススケールを用いる被験者自身による主観的判定法が用いられ、客観性にかける難点があった。
最近の研究により、心的ストレスにより交感神経優位の状態では、唾液アミラーゼ活性が上昇し、一方ストレスが緩和されると副交感神経優位となり、唾液アミラーゼが低下するとされ、
心的反応を唾液アミラーゼ活性の変動により客観的に補足しうると報告されている。
対象者は乳がん術後3週間以内の術後のリハビリ中の女性24名。
濃度1.5パーセントのマッサージ用のブレンドオイル(ホホバベースにレモン、ラベンダー、ゼラニウム)を用い、乳がん手術を施した側の上肢へのトリートメントを試みた。
マッサージの前後の心的ストレス度をフェイススケールにて自己判定。
マッサージ術前および30分後の唾液を採取。口腔内の唾液濃度を測定。
唾液濃度測定では24人中、22人の(92%)のアミラーゼ濃度が低下。自己採点によるフェイススケール結果ではは、24人全員(100%)がストレスが軽減されたと評価した。
【コメント】
乳がんの術後の方へのアロマセラピートリートメントは、自助クループなどを中心に
各地で行われています。
セラピスト自身も、乳がん患者さんの会でのアロマセラピーセミナーのアシスタントを経験しています。香りによる効果、タッチによる効果で、患者さんたちの表情が明るく、やわらかくなり、
もっと気軽にアロマトリートメントを受けたいという声を、たくさんいただきました。
こうして、すこしづつEBMが積み重ねられることをこころから願います。
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