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執筆者の写真はやしひろこ

喜びも悲しみも 

急に寒くなりましたね。

みなさん、風邪はひいていませんか?

夜は暖かくして寝てくださいね!



今日は、楽しみにしていた

JACT心身医療研究会。

石井先生の音楽療法です。

わたしは、午前中にケアルームでお客様の

セッションをして、

大急ぎで会場へ。

カリンバとレイントリーを持っていきました。


レイントリーは昔、

ネイティブアメリカンのプエブロ族の居留地を

訪れたときに購入したもの。

わたしは海外旅行のたびに、

小さな楽器を買うのを楽しみにしています。


韓国では、小さな太鼓を。

中国では二胡を。

インドネシアでは笛を。

ジャマイカではドラムを。

そして、アメリカでは

ネイティブアメリカンの造った

レイントリーやひょうたんで作られた

素朴な楽器。



そう、音楽は「音」を「楽しみ」

「音」が人を「らく」にするもの。

そして、楽器は

「楽しいうつわ」なのですね。



それぞれが持ち寄った楽器を

石井先生の伴奏に合わせて、

思い思いのリズムで奏でると、

小さな会場には音楽の神様が出現しました。

深い深い、原初の記憶のようなところから

湧き上がる、感情。


今日、石井先生には

緩和ケアでの終末期の患者さんへの

音楽の持つ力についての

お話しいただきました。

目が見えなくても、

しゃべれなくても、

歌えなくても、

音楽が心を満たし、

なんの説明の言葉もなくても

魂の会話ができるのです。

石井先生は歌詞をわざわざ手書きにして

患者さんにお渡しするそうです。

ちょっとしたことに感じるかもしれませんが、

本当に優しい方です。


まさに「音楽療法にしかできないこと」を

ワークショップの中で体感しました。


わたしは、今日、

とてもとても悲しいことがありました。

悲しく悲しくて、今も涙が勝手に流れてしまうのですが、

その中でも、今日の音楽が

わたしに寄り添い、支えてくれています。


「川の流れのように」

人は人生の旅をひとりで歩いていくのですね。

だからこそ、出会いが愛しく、

かけがえないものになるのでしょう。

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