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執筆者の写真はやしひろこ

根っこがある

今年は雪柳も桜の花もまだまだつぼみが

かたいですね。

去年の秋に植えた、水仙もチューリップも

まだこれからという感じです。

それでも少し暖かかったので、子どもたちと

それぞれ好きな花の苗を買ってきて、

お庭の花壇と鉢に植え替えをしました♪


小学生の息子は「理科の時間にならったで」と

なかなかの手つきで、苗ポットから

選んだ苗を取り出します。

苗はとても小さく、少しだけラベンダー色の

小指ほどの小さな花をつけていました。

苗をポットから出した息子は「うわあ、見て~」


「根っこがこんなにもじゃもじゃしてる~!!」

と感動の叫び

「お母さん、すごいな。

こんなに葉っぱとか小さいのに、その何十倍の根っこが

あるで。

葉っぱが出てくるまでに、ちゃ~んと根っこがないと

あかんのやな」


昔シュタイナー教育の勉強を少ししていた時

目に見えるからだや力や発達を支えているのは、

目には見えないこころの根っこ、だと教わりました。

こちらからの働きかけに、

敏感に反応して芽をだす子もいれば、

じっくりと根をはる作業を丁寧に行う子もいます。

大人も同じですね。


根っこがある!の叫びにわたしも嬉しくなって、

「根っこ根っこ」と一緒に叫びました。

植物には根っこがあって、この根っこが大事なんだ、と

人に教わることも大切ですが、

自分で「気づく」瞬間に勝るものはないと思います。

なぜなら「気づき」は人に、与えてもらうものではないからです。


地に足をつけて生きることの大切さを

幼い頃に身につけてほしい、と母は願います。

当たり前に一所懸命生活するなかで、

実はわたしたちの世界は「気づき」で満ちていると

「気づいて」くれたら。

目に映るすべてのものがメッセージ・・・♪♪

ですね。

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